2011年11月16日


近所に外灯がない山の中で育った自分にとって
外灯に対する温かさや安らぎといった思い入れは今も尚、続いているのです。
小、中、高と味わった下校時の不安感、恐怖感も
夜の風景の切り取り作業において今も尚、いや、以前にも増して続いているのも事実です。

震災後、改めて感じた月の明るさや星の輝き
6号線から見た光景、
思い描くことしか出来なくなった飯館村、川俣町の山木屋地区の夜に浮かび上がる風景。
当たり前だったことが当たり前ではなくなると知ったとき
今、この一瞬、空気感、季節感、日中みて気なったあの場所、
震災前までは気にもかけなかった目には見えないモノの不安など
そんな思いを引っくるめて

夜への思いが加速して行くのです。